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留学先の大学を選ぶ具体的な条件をいくつか挙げてみましたが、一つ大きな問題があります。大学選びの条件には相反するものが多いという問題です。
例えば、1クラス人数が少ない大学を選ぶとしましょう。一般に留学生が少ない小規模校になればなるほど、1クラス人数は少なくなります。ところが、小規模校は留学生が少ないわけですから、今度は逆にレベル数も少ないという問題が出てきます。
これとは逆にレベル数の多いことを重視すると、選ぶ大学はどうしても大規模校になりますので、今度は1クラスの人数が多くなってしまうわけです。
他にも、日本との往来に便利な直行便のある都市を選ぶと、自動的に上海、北京などの大都市になりますので、留学にかかるコストは割高になりますし、普通話がキレイなハルビンを選ぶと、自動的に冬は氷点下20度の極寒となります。
つまり、すべての条件を満たす大学というのは存在しないわけで、したがって、条件の優先順位や、どこで妥協するかといった視点が非常に重要になってきます。
その上で大切なのが、留学目的との整合性です。何を求めて留学するのか、そのためにはどの条件がより重点なのか。そういった冷静で客観的な考え方が非常に大切になってくるのです。
例えば、中国語を活かした仕事に転職したい。そのために、1年間の中国留学でどうしても会話力、ヒアリング力を上げたい。だけど、自分は引っ込み思案なので大人数のクラスの中で発言するなんて無理。というのならば、あくまでも1クラス人数を最重点にすべきです。そのためには、多少田舎であることや、レベル数が少ないことなどは妥協するしかありません。
また、適当なところで折り合いをつけることも大切です。1クラス5人以下、レベル数は7段階以上、学費は6,000元以下なんて言っていると、いつまでも適した大学は見つからず、100年たっても留学なんてできません。この場合、例えば学費が絶対譲れない最重点であるならば、1クラス人数は10人以下まで、レベル数は5段階までは我慢する、といった妥協も必要です。
さらに、不足する条件を自助努力で補うことも検討すべきです。持病があって定期的に日本の病院に通院する必要があるので、どうしても直行便がある大都市に留学する必要がある。自然と1クラス人数が多い大学になってしまうが、授業中に積極的に発言できる性格でもない。ならば、毎日早めに教室に行って一番前の中央の席をキープして、少しでも先生と視線が合うようにして質問しやすいムードを作るとか、互相相手をたくさん作って授業中に発言機会が少ない分を補うとか。
転校という選択肢も検討の価値があります。中国では1年留学で先の学期とあとの学期で別の大学に留学する、つまり転校が簡単にできます。例えば現地採用で働く前提で留学する社会人の方は非常に多いですが、就職活動のしやすさを考えて上海の大学を選ぶと、1クラス人数が多い上に1人部屋を確保しにくいという問題が起こります。ですが転校を使えば、1学期目は1クラス人数が少なく、1人部屋を確保しやすい地方の小規模校に留学し、2学期目に上海の大学に転校して就職活動に備える。さらに、転校する際に上海で学外にアパートを借りれば、1人部屋の問題も解決できます。
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